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Love Love Love 2001 in 原宿デヴィエス

出演:扉座サテライト

扉座Love×3のHP  http://www.tobiraza.co.jp/lovenoie/love2001top.html

3連休ですから。遊ばなきゃ。と言うことで知り合いの女の子が出ているお芝居を観に行きました。なんか、いいね。ちょっと感動した。パワーをいっぱいもらった。元気になっていい気分で帰ってきたよ。ありがと^v^。

続き

このお芝居のパンフのあいさつ文をそのままここに転記しますね。

『扉座サテライトは俳優の研究所でありつつ、同時に1年契約の劇団のようなものです。それは俳優修業は何よりも本物の観客に観せる芝居作りによってこそ実現するという、私たち扉座のモットーによるものです。そしてその一年契約の劇団のただ一回の公演=旗揚げにして解散公演がこの[Love Love Love]です。

[Love Love Love]は97から3回上演されてきましたが、それぞれが独自の新作です。恋愛というテーマは同じでも、そのテーマを巡って、ここに集まったメンバーたちの体験や考え、思いなどを込め、その時に集まった若者たちにしか創ることの出来ない、演じられない1ダースほどの短編がオムニバスにまとめられて上演されてきたのです。

そしてまた一つ新たな「Love Love Love」が生まれました。もちろんまだ駆け出しの若者たちばかりですから、演技は未熟です。けれど一年という時間を共に過ごした仲間たちと創り上げる一回きりの公演。その儚さと潔さは、これこそまさしく演劇の聖なる一回性のきらめき、一期一会の出会いと別れの体現です。それは演劇を仕事とし、舞台に生きる私達プロの演劇人にとっても、演劇とは何か?という根元的な問いを今一度思い起こさせてくれるものです。「Love Love Love」は私たちにとっても大切な宝物です。
 最後に、この公演にご協力くださった方々とご来場くださったお客様に感謝致します。この公演でこのチームは解散ですが、彼らの胸に刻まれ思い出はいつまでも消えることなく、夢見る力の素となってゆくでしょう。                   横内 謙介』

説明が出来なかったので、コレを転記させて頂きました。

知り合いの女の子がこの公演に出ると言うのでチケットを買ってみました。
『ロミオとジュリエット』をベースにショートストーリーが15本ほど入ったオムニバス形式のものでした。
ストーリーの中では「宝塚」がおかしかった。ストーリー自体はベタで、宝塚に憧れるラーメン屋の女の子がいつの間にかオスカルになりかわって舞台を収め・・・現実に戻るという。それが笑える。先が読めるんだけど笑える。あのラーメン屋のこのキャスティングが良かったんだな、きっと。
それと、「ツーショット」あれも、まずキャスティングが分かりやすい。学生の頃から『好きな男の子に一緒に写真をとってくださいと言えない女の子』とその友達。これまた、ベタで、結局出来上がった写真はいつも変な顔だったり・・・。だけどなんだか「あるよねぇ」って感じ。
切なかったのは実話シリーズの『放課後』。これまた良くあるパターンで、中学の時からふざけあってる男の子に告白できないまま、彼が自分の友達に告白するのを手伝ってカップルになっちゃうっていう、切ない感じ。
印象的だったのは「鏡」のラストシーン。そこに鏡があるかのように、2人の役者が1人を演じるものだった。電話で別れ話をされている女が「やっぱり会って、ちゃんと話そう」って言って彼のところへ向かう時。口紅をひき直すのも上手く出来ない。そして女が立ち去ったあと、鏡の中の女は泣き崩れる。印象的だった。本当の弱いだけの自分が取り残されているような、そんな感じ。
意外と好きだったのが『キャベツ』。キャベツの千切りをしている5人のそれぞれのバックボーン(事情)をただ発表しているだけなんだけど、結構すき。

まず、若い!年齢のこともそうだけど、パワーが溢れてる!!って感じでした。. ストーリーやセリフなどはやっぱり、若者向けかな?と思わせるところもありました。等身大のストーリーだからこそ、共感できるし説得力あるという感じでした。そう、全編にわたって言えるのは「あるよね、そういうの」という感じ。
それから、やっぱり心を打たれました。1人1人のパワーとか勢いとか何だか分からないものに。すごく元気をもらっていい気分で帰りました。残念なのはこのメンバーでのステージは今回が最初で最後ということ。でも、だからこそ、1度きりの感動なんだなと感じました。
ありがとう。そしてこれからも頑張って!