女子レスリングの吉田沙保里が決勝で敗退し、銀メダルを獲得した。
金で無かったことに、泣きながら「申し訳ない」と言っていた。
でも、誰に謝ることもない。
もし、彼女が自分の力を出し切れなかったのなら、
自分自身に対し悔しさを感じることはあっても、
他人のための試合では無いし、彼女はたくさんの後輩を産み育ててきた。
その後輩たちや今回彼女を制したライバルは彼女に憧れ、目指し、訓練し、彼女と共に闘った。
私自身は彼女がバラエティ番組などによく出ていたので、勝手に現役では無いと思っていた。だから、オリンピックに出たこともそしてこのようにレスリング界で思われていることも彼女が負けたから知ったことだ。
みんな同じだけ年齢を重ねるから当然のことだけど、
卓球の福原愛や体操の内村航平も現役でいながら、
すっかり後輩を育てる立場になっている。
彼女たちは常に追われ、自身を高めるためにトレーニングし、その姿を見る後輩たちを支えてきた。本当に素晴らしい状況だと思った。
あまり熱心にオリンピックを観ていなかった私の感想。
オリンピックに限らずmotoGPを観てもマルケスがロッシに憧れ、そしてライバルになった。
追う方は本当にしあわせだろうし、きっとこれはずっと繋がっていくことなんだろうと思う。
とても影響を与えている人たちを観ることができてよかった。