給与の中の「手当」について検討している。
「家族手当」は現在、扶養家族を持つ社員に対して支給されている。
非常に日本的で福利厚生的な手当だ。
今回の見直しで、扶養家族を子どもだけに限定しようというとしている。
そもそそも「家族」はその人の業績に全く関係ない。
会社はその人の業績や貢献に対して賃金を支払っているんだから、
家族手当なんて支給する義理はない。というのが私の持論。
でも、会社の企業理念や社長の考え方から導き出せば、
家族の支えがあって社員が安心して活躍できる・働きがいに繋がっているという考え方がある。
日本の行政や政治も「産めよ、増やせよ、社会で子どもを育てよう。子は宝。子は未来」と言ってるし、まして自分の給料が減らされてそちらに回されるわけではないので、結論として家族手当が支給されるには別に構わない。
でも、支給することが当然、支給することありきで話が進んでいくといらだつ。子ども手当だって国から支給されている。
そもそも、家庭を持とうが子どもを持とうがそれはそれぞれの選択であり、会社の知ったことではない。
経済的に家庭を持ったり、子どもを持ったりする自信が無ければ持たなければいいと、心から思う。子どもの貧困だの何だのはその事を考えずにまたは努力せずに行動した結果だと思う。
欲しければ何でも手に入ると思ったら大間違いだ。
様々な事情で子を持てない人の思いは全く考えられていないと思うことがままある。
少なくとも経済的に子を持てないと考える人たちに焼け石に水程度の手当を支給すれば希望が持てるというのであれば、それはそれでいいけど。
この話題になると一気に了見が狭くなる。自分でもそう思う。