福井市民の「油揚げ愛」揺るがず 購入額52年連続で日本一
2014年の世帯当たりの「油揚げ・がんもどき」購入額で、福井市が52年連続で日本一になったことが30日、総務省の家計調査で分かった。購入額は6406円で、2位の金沢市の4725円を大きく引き離して断トツの“王座”を維持した。
同調査は全国の県庁所在地と政令市を対象に、国民生活に関わる食料や住居、衣服などの家計消費額を分析している。福井市が1位となったのは、ほかにコロッケ(2964円)、カツレツ(3588円)、天ぷら・フライ(1万4764円)、男子用セーター(4145円)など。
油揚げは1963(昭和38年)から1位を譲っていない。福井県によると、厚揚げは精進料理や報恩講料理でよく使われ、煮物、みそ汁、炒め物など県民の食卓に欠かせない食材になっているという。東京の県アンテナショップでも常に販売上位で、全国的な知名度も高い。
県観光営業部は「福井県民の食生活や健康、郷土料理に欠かせない食材であり、『油揚げ王国』福井を全国にPRして誘客にもつなげていきたい」としている。
(01/31 07:20) 福井新聞ONLINEより |