シルバーウイーク:平日休めば9連休 GW以上の混雑予想
6年ぶりに実現した秋の大型連休「シルバーウイーク」が19日から始まる。カレンダー通りで23日までの5連休、平日2日を休めば27日までの9連休となる。各地で春のゴールデンウイーク(GW)以上の混雑が予想されている。
シルバーウイークは、秋分の日が水曜日の年に実現する。祝日法改正で2003年から敬老の日が9月第3月曜日に移行。祝日に挟まれた日が「国民の休日」になるため、今回は09年以来2回目。次の5連休は11年後になる見込み。
JTB西日本によると、19〜23日に関西を出発する国内旅行予約客数は昨年の2.5倍。首都圏や北海道、九州、沖縄が人気だ。担当者は「大型連休になり、遠方に出かける人が多い」と話す。海外はグアムや香港などが人気で、予約客は昨年の1.3倍という。
新関西国際空港会社は、18〜23日に関空を利用する国際線旅行客を29万6000人と予測。出発は20日、到着は23日がピークで、今年のGW以上の混雑を見込む。
JR各社によると、混雑のピークは東海道新幹線下りが19日、上りは23日。山陽新幹線は下りが19日、上りは22日。山陽新幹線は288本、北陸新幹線も80本の臨時列車を運行する。
西日本高速道路は、10キロ以上の渋滞がGWの94回を上回る計103回と予測。ピークは下りが20日、上りは22日。中国自動車道は20日、宝塚東トンネル(兵庫県宝塚市)付近を先頭に下り線で約35キロの渋滞が予想される。【戸上文恵】
(09/17 19:02) 毎日新聞より |