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第42回大会 鈴鹿8時間耐久レース

久しぶりに鈴鹿8耐をじっくりと観たら、とんでもないどんでん返しの連続であった  YAMAHAの優勝が幻となったのは残念だが、KAWASAKIの26年ぶりに免じて我慢する。続き

【鈴鹿8耐 2019】カワサキワークスの10号車「Kawasaki Racing Team」が暫定優勝

 鈴鹿サーキットで7月28日、「2018-2019 FIM世界耐久選手権 最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久レース 第42回大会」の決勝レースが行なわれ、川崎重工業のワークスチーム10号車「Kawasaki Racing Team」が暫定優勝を果たした。

 当初の暫定結果では21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が優勝となっていたが、レギュレーションおよびレースディレクションの判断により、赤旗中断の1周前の時点での状態を最終結果として採用した。川崎重工業のマシンが鈴鹿8耐で優勝するのは1993年以来26年ぶりとなる。

 これに伴い、2位が21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」に、3位が本田技研工業のワークスチーム33号車「Red Bull Honda」となった。また、FIM世界耐久選手権の年間シリーズチャンピオンは11号車「TEAM SRC KAWASAKI FRANCE」が獲得した。

 中略

 残り17分、21号車YAMAHA FACTORY RACING TEAMが33号車Red Bull Hondaを明らかに次元の異なるペースであっさり追い抜くと、さらに20秒以上先を走る10号車Kawasaki Racing Teamの追跡を開始。しかしながら、奮闘もむなしく15秒差まで追い上げたところでトップの10号車はファイナルラップへ突入。これで勝負あったかと思われたレース終了間際の1分30秒頃、レッドフラッグが振られるのとほぼ同時に10号車が転倒するまさかのアクシデントが発生する。

 最後の最後に起こった大どんでん返しで、赤旗時点で2番手を走行していた21号車YAMAHA FACTORY RACING TEAMを暫定優勝として表彰式が行なわれた。2019年の鈴鹿8耐は、想像だにしない劇的とも言える幕切れとなった。

 ところがその後、他チームによる抗議を受け、レースディレクションが再審議。レギュレーションに則って改めて慎重に検証した結果、赤旗が振られた最終ラップの1周前のフィニッシュライン通過時の結果を採用することとし、これによってその時にトップを走っていた10号車が優勝と判断された。

 後略

(07/29 00:16) Car Watchより

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