小林、自己最高の3番手発進、ロズベルク初PP　中国GP予選

　F1世界選手権シリーズ今季第3戦・中国GPは14日、上海国際サーキット（1周5.451キロ）で24台が参加して公式予選を行い、小林可夢偉（ザウバー・フェラーリ）が15日の決勝を自己最高の3番手からスタートすることになった。

　予選はメルセデスのニコ・ロズベルク（ドイツ）が1分35秒121でポールポジション（PP）を獲得。2位にルイス・ハミルトン（英国＝マクラーレン・メルセデス）、3位にミヒャエル・シューマッハー（ドイツ＝メルセデス）が続き、小林は1分35秒784で自己最高の4位につけた。ハミルトンはギアボックス交換のペナルティーにより決勝スタート順で5番手降格が決まっており、小林は3番手に繰り上がる。

　小林の予選スタート順は、これまでは昨季第15戦・日本GP（鈴鹿）の7番手が最高だった。

　小林は予選1回目に硬い方のミディアムタイヤを使って1分36秒863の13位、ソフトタイヤを使った2回目は1分35秒853の5位で通過していた。

　ロズベルクは参戦111戦目で初のポールポジション（PP）。メルセデスにとっても2010年のF1復帰後、初のPPとなる。ロズベルクとシューマッハーは15日の決勝で1列目を独占する。

　開幕戦を制したジェンソン・バトン（英国＝マクラーレン・メルセデス）は6位（5番手発進）。第2戦を制したフェルナンド・アロンソ（スペイン＝フェラーリ）は9位。昨季覇者のセバスチャン・フェテル（ドイツ＝レッドブル・ルノー）が2回目11位で敗退する波乱があった。

　決勝は15日午後3時（日本時間同4時）から56周で行われる。

(04/14 16:43)　MSN産経ニュースより