フェテルが4連勝、小林14位　インドGP決勝

　F1世界選手権シリーズ今季第17戦・インドGPは28日、グレーターノイダのブッダ国際サーキット（1周5.125キロ）で24台が出走して60周の決勝を行い、3年連続の王座獲得を目指すポイントランキング首位のセバスチャン・フェテル（ドイツ＝レッドブル・ルノー）が1時間31分10秒744（平均時速202.183キロ）で4戦連続の今季5勝目を挙げた。

　通算26勝目はニキ・ラウダ（オーストリア）らを抜いて歴代単独7位。フェテルの4連勝は2010年第18戦・ブラジルGPから11年第2戦・マレーシアGP以来で2度目、インドGPでは初開催の昨年に続き2連勝とした。

　ポイントランキング2位のフェルナンド・アロンソ（スペイン＝フェラーリ）が続き、レッドブルのマーク・ウェバー（豪州）が3位。ルイス・ハミルトン（英国）、ジェンソン・バトン（同）のマクラーレン・メルセデス勢が4、5位に入った。

　小林可夢偉（ザウバー・フェラーリ）は14位でゴールした。

　ポールポジションから出たフェテルは、スタートで2番手発進のウェバーを抑えると、その後は後続を引き離し、トップを譲ることなくチェッカーを受けた。5番手発進のアロンソは1周目に4位、4周目に3位へと順位を上げ、48周目にウェバーを抜いて2位に浮上したが、フェテルを追い上げるには至らなかった。

　17番手発進の小林は1周目に1つ順位を上げると、粘り強い走りで一時は11位まで浮上したが、入賞圏（10位以内）には届かなかった。

　第18戦・アブダビGPは11月2〜4日、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われる。

(10/28 20:21)　MSN産経ニュースより