【F1】バトンが今季2勝目、小林リタイア 中国GP決勝
F1世界選手権シリーズ今季第4戦・中国GPは18日、上海国際サーキット(1周5.451キロ)で24台が出走して56周の決勝を行い、昨季覇者のジェンソン・バトン(英国=マクラーレン・メルセデス)が1時間46分42秒163(平均時速171.541キロ)で第2戦・豪州GP以来の今季2勝目、通算9勝目を挙げた。
2位に同僚で一昨年覇者のルイス・ハミルトン(英国)が続き、マクラーレン勢は2007年イタリアGP以来の1、2位独占。メルセデスのニコ・ロズベルク(ドイツ)が2戦連続の3位で表彰台に上がった。
小林可夢偉(BMWザウバー・フェラーリ)はスタート直後に他車のスピンに巻き込まれ、4戦連続のリタイアに終わった。
予雨が徐々に強くなる難しいコンディションの中、スタート直後にビタントニオ・リウィッツィ(イタリア=フォースインディア・メルセデス)がスピン。これに小林らが巻き込まれる多重クラッシュが発生した。この処理のためセーフティーカーが導入され、この間に多くの車がタイヤ交換を行ったが、5番手スタートのバトンはあえて晴れ用タイヤのまま走り続けてトップに立ち、リードを広げた。
ポールポジションから出て6位に終わったレッドブル・ルノーのセバスチャン・フェテル(ドイツ)は、タイヤ交換からのピットアウト時にハミルトンと接触しそうになったことでレース後に審議の対象となっている。
第5戦・スペインGPは5月7〜9日、バルセロナで行われる。
(04/18 19:46) MSN産経ニュースより |