バレンティーノ・ロッシ、2021年限りでの現役引退を発表。
8月5日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているバレンティーノ・ロッシは、MotoGP第10戦スティリアGPの開催地であるオーストリアのレッドブル・リンクで記者会見を開き、今シーズン限りでMotoGPから現役引退することを発表した。
記者会見は、5日の現地時間の16時15分(日本時間23時15分)から行われ、ロッシは、「今シーズンの終わりにやめることにしたので、これが最後のハーフシーズンとなる」と今シーズンをもってロードレースから現役引退すると発表した。
9度のロードレース世界選手権タイトルホルダーである現在42歳のロッシは、1996年にロードレース世界選手権デビューを果たし、2021年シーズンで参戦26年目を迎えている。最高峰クラスでは2000年から500ccクラス、2002年からMotoGPクラスに参戦して鎬を削る。
この期間のうち、ホンダで過ごした2000年から2003年は3度の王者、ドゥカティで過ごした2011~2012年を除き2004年から2020年まで15年間をヤマハ・ファクトリ・チームで過ごし、ヤマハでは4度王者に輝いた。
また、2021年はヤマハのサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTから参戦。前半の9戦では10位が最高順位、ランキングは17ポイントで19位だ。
ロードレース世界選手権では、現在までに通算115勝、235度の表彰台、65度のポールポジションを獲得しており、様々な記録を持っている。また、MotoGPで高い人気を誇るライダーであり、グランプリには蛍光イエローのグッズを身に着けた多くのファンが駆けつける。
(08/05 23:27) autosport webより |