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シェイプ・オブ・ウォーター(第90回アカデミー賞)

それでも、変な映画という感想に変わりは無い

総評/映画への愛情にあふれたファンタジーに好感/女性、黒人候補に存在感

 第90回米アカデミー賞の作品賞には、メキシコ出身で、長年米国を拠点に活動するファンタジー映画のヒットメーカー、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作「シェイプ・オブ・ウォーター」(公開中)が選ばれた。

 同作はミュージカル、スリラー、孤独な女性と謎の水中生物との純愛…と独特で幻想的な深みのある世界観を演出。ゴージャスで往年の名作映画への愛情に満ちあふれており、米ハリウッドの業界関係者好みの良作だ。

 最多13部門で候補に挙がり、作品賞、作曲賞、美術賞を含む最多4部門を制した。主演女優賞にノミネートされたサリー・ホーキンスこそ惜しくも受賞を逃したが、デル・トロ監督自身は監督賞に輝いており、作品のでき映え自体に異論を挟む余地はないだろう。

 後略

(03/05 18:03) 産経ニュースより

シェイプ・オブ・ウォーター

ようやく家人も腰痛から開放されたようなので、フラリと朝から「シェイプ・オブ・ウォーター」を観てきた。
半魚人との愛を描いたエロありグロありの不思議ファンタジー。 としか言いようがない、何とも変な映画であった。
そんなわけで65点ってことにしておく。

DESTINY 鎌倉ものがたり

「DESTINY 鎌倉ものがたり」の試写会が当たったので、仕事帰りに観てきた。
タイトル通り鎌倉内だけで物語が進むので、鎌倉の外の世界の人間にはそれが異常なのか日常なのかサッパリ。 結局最後まで中に入れず、傍観のままだった。
そんなわけで60点ってことにしておく。

ブレードランナー 2049 IMAX3D

家人は興味を示さなかったので、独りでフラリと「ブレードランナー 2049」をIMAX3Dで観てきた。
メッセージもそうだったが、この監督の作品はドカンとは来ないけど、ジワジワと五感に響いてくる。 そして、35年前の前作ともジワジワと繋がっていく感じも好き。
そんなわけで75点ってことにしておく。

ドリーム

家人のお誘いで、仕事帰りにいつもと違う小屋で「ドリーム」を観てきた。
目を覆うような差別シーンがあるわけで無く、手に汗握るようなストーリー展開でもなく(雨の中、書類を抱えて走るシーンではスッ転ばないかドキドキしたが)、胸のすくような逆転劇でもないが、観終わった後気持ちの良くなるとてもバランスの良い映画であった。
そんなわけで70点ってことにしておく。

ミックス。

新垣結衣見たさでフラリと「ミックス。」を観てきた。
好きな脚本家と云うこともあって、けっこう期待していたのだが、正直言ってそれほどでもなかった。 個々のキャラクターはおもしろかったけど、それだけと言えばそれだけだった・・・。
そんなわけで、65点ってことにしておく。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 日本語吹替版MX4D

フラリと「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」をグラリと揺れるMX4Dで観てきた。
6年前の創世記、3年前の新世紀と何だかんだ観続けている本シリーズも今作で完結らしい。 つまり本作を持って文字通り地球は猿の惑星となりオリジナル「猿の惑星」へと繋がるわけだが、そのわりには舞台が局所的すぎて地球規模では何が起こっているのか特に描かれているわけでもなく、人類もヘリを飛ばすぐらいの余力はまだまだ残っていそうだし、ちょっとモヤ〜ンとした感じが最後まで拭いきれなかった。
そんなわけで70点ってことにしておく。

三度目の殺人(日本語字幕付き) ◆ ダンケルク IMAX

久し振りに映画を2本ハシゴしてきた。

1本目は、TVCMを観ていたらジワジワと観たくなってきた「三度目の殺人」を。 しかも日本語字幕付きで上映される回があったので、面白半分でその回をチョイス。
まず、裁判ものの映画を日本語字幕付きで観たのは正解だったかも。 音で「ゴウサツ」と聞いても、それが「人」の略だなんて簡単に理解できなかったろうし。 で、肝心の映画の方は、焦点が犯人の謎解きミステリーなのか、人が人を裁くことの難しさを説く問題提起なのか、なんかボヤッとしていてイマイチ。 福山の演技も犯人との最後の対峙シーンで、棒演技に感じたし・・・。
そんなわけで64点ってことにしておく。


2本目は、これまたTVCMを観ていたらジワジワと観たくなってきた「ダンケルク」を、IMAXで。
寡聞にしてダンケルク大撤退(Wikipedia)なんて全く知らなかったが、ともかくIMAXの迫力も相まって面白く観られた。 ほとんどセリフのない展開と、3つの視点が時間軸をずらしながら同時並行で描かれる構成も面白かった。
そんなわけで75点ってことにしておく。
 
どちらも鑑賞後にスカッと爽やかな感じになるような映画ではなかったが、少なくとも日本語字幕とIMAXのチョイスは正解であった。

ライフ

フラリとレイトショーで「ライフ」を観てきた。 ちなもいに家人は興味を示さなかったので、独りで観てきた。
無重力状態の表現は鬼のように凝っていて現実味溢れているのに、肝心要のクリオネ君の設定が荒唐無稽というか超生命体過ぎるというか、弱点無さ過ぎというか、要するにリアリティがまったく感じられなかった。 だからなのか、何だか醒めたままラストシーンを迎えてしまった。
そんなわけで、60点ってことにしておく。

パトリオット・デイ

久々のレイトショーにて「パトリオット・デイ」を観てきた。
毎年パトリオット・デイ(愛国者の日)に行われるボストンマラソン。 その大会で起きたボストンマラソン爆弾テロ事件、それ自体は当時のニュースで知ってはいたが、その後の犯人逮捕に至るプロセスはよく知らなかった。 映画はその辺をほぼほぼ事実に基づいて構築しているとのこと。 なので、ストーリーがどうのとか言えない、ただただ描かれた世界を受け入れるのみ。
そんなわけで、とりあえず70点ってことにしておく。