20日は降雪の可能性低く 「南岸低気圧」陸地を離れて進行
2週連続で記録的な大雪をもたらす原因となった「南岸低気圧」の通過によって、関東甲信などの太平洋側では20日、降雪への不安が出ていたが、雪が降る可能性は低くなった。気象庁によると、南岸低気圧が陸地から離れた進路を取り、雨雲は陸地に届かないとみられる。
気象庁によると、南岸低気圧に影響を与える上空の偏西風の流れが変わり、陸地から遠ざかる予想になったという。2回の大雪では偏西風が日本付近で北東へ流れたため、8日は低気圧が雪になりやすい進路で、14日は陸地に近い進路を取ったものの寒気の影響で大雪になった。
今回は東海上のブロッキング高気圧が弱まって偏西風が北東へ進まず東進していることから、低気圧が陸地から離れて進む見込みになった。今後は大陸からの高気圧が列島の広い範囲を覆い、太平洋側では晴れや曇りが続くとみられる。
(02/19 18:11) MSN産経ニュースより |