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2010F1第18戦 ブラジルGP決勝

【F1】フェテルV、レッドブルが初のコンストラクター王座 ブラジルGP決勝

 F1世界選手権シリーズ今季第18戦・ブラジルGPは7日(日本時間8日未明)、インテルラゴス・サーキット(1周4.309キロ)で24台が出走して71周の決勝を行い、2番手から出たセバスチャン・フェテル(ドイツ=レッドブル・ルノー)が1時間33分11秒803(平均時速196.944キロ)で日本GP以来の2戦ぶり今季4勝目、通算9勝目を挙げた。

 2位に同僚のマーク・ウェバー(豪州)が続き、レッドブル勢は今季4度目の1、2位独占。3位にドライバーズ・ランク首位のフェルナンド・アロンソ(スペイン=フェラーリ)が入り、ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン(ともに英国)のマクラーレン・メルセデス勢が4、5位だった。

 この結果、コンストラクターズ(製造者部門)ポイントを469点としたレッドブルが2位マクラーレンに48点の差をつけ、1戦を残して王座を確定した。レッドブルは参戦6年目で初の王座獲得。

 一方、ドライバー王座争いは僅差で並ぶアロンソ、ウェバー、フェテルの3人に事実上絞られた。

 タイヤ交換を遅らせる作戦を採った小林可夢偉(BMWザウバー・フェラーリ)は終盤に前走車を果敢に抜き、10位でゴール。3戦連続今季8度目の入賞を果たした。山本左近(HRTコスワース)は出場していない。

 フェテルは1周目の第1コーナーで、ポールポジションから出たニコ・ヒュルケンベルク(ドイツ=ウィリアムズ・コスワース)を抜き、トップに。直後にウェバーもヒュルケンベルクを抜いて2位に上がったが、アロンソ、ハミルトンはヒュルケンベルクを抜くのに手間取りレッドブル勢に差をつけられた。

 その後はレッドブル勢によるマッチレースに近くなり、ウェバーがフェテルを追い上げた。51周目にビタントニオ・リウッツィ(イタリア=フォースインディア・メルセデス)がクラッシュすると、処理のためにセーフティーカー(SC)が出動。これでフェテルとウェバーの差はなくなったが、フェテルは両者の間に2台の周回遅れが挟まっていたことも利用、56周目の再スタートからウェバーを突き放した。

 大半が軟らかめのタイヤでスタートする中、硬めのタイヤでスタートした小林は他車のピットインの間に5位まで浮上。その後はタイムが伸びず徐々に順位を落とした。しかし終盤、軟らかめのタイヤに交換した直後にSCが出動。これで前走車との差がなくなったのを利して、再スタート後に2台を抜き、10位まで上がった。

 最終第19戦・アブダビGPは12〜14日、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキット(1周 5.554キロ)で行われる。

(11/08 09:01) MSN産経ニュースより

ちなみに、今日現在のドライバーズランキングはアロンソ246点、ウェバー238点、ベッテル231点、ハミルトン222点。

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