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早起きして見るか、完徹して見るか

しし座流星群、18日早朝ピーク 1時間30〜80個?

 しし座流星群が活発化し、見られる流星の数が18日早朝にピークを迎える。日本では1時間あたり30〜80個とやや控えめの予測だが、少し早起きして夜明け前の空を見上げれば、願い事の一つや二つは頼めそうだ。

 しし座流星群は、33年周期で近づくテンペル・タットル彗星(すいせい)のちりの帯に、地球が突っ込むことで流れる。01年には1時間に数千個流れた。

 今回の活発化は、彗星が1466年に近づいた際の帯に入るためとみられる。米航空宇宙局(NASA)が「モンゴル付近では1時間に500個くらい流れるかも」と発表し、日本発のツアーも組まれているが、時間がたってちりが拡散してしまっているとの見方も強い。

 ピークの予測は18日午前7時の前後1時間ほど。月明かりはないが、日本では夜が明けている可能性が高い。ペルセウス座やオリオン座流星群と違い、急激に流れてすぐ収まる。

 東京都三鷹市の国立天文台で先月31日に開かれた一般向けの勉強会で、パリ天文台のジェレミー・ボバイヨン助教が「最新の計算では、1時間に100個程度。日本では30個ほどではないか」と紹介すると、約50人の天文ファンから残念そうな声が漏れた。

 日本で70〜80個と予測する国立天文台広報普及員の佐藤幹哉さんは「500年前のちりのため、予測は難しい。予想以上に流れることを、私も願っています」と話した。(東山正宜)

(11/15 04:48) asahi.comより

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