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街で拾ったジョーク その43

ゲーテ作「魔王」より
続き
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
子「お父さんにはYAZAWAが見えないの。マイクを持って、素肌にジャケットを着ている・・・」
父「あれはたなびく霧だ・・・」
YAZAWA「夜中に馬で疾走?いいじゃない。いい感じじゃない」
子「お父さん、お父さん、聞こえないの。YAZAWAがぼくに何か言うよ」
父「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。」
YAZAWA「何てゆうの?こう、若い人達の情熱?魂の叫びって感じ?疾走するソウルってゆうの?そういうのYAZAWA、嫌いじゃないんだよね」
子「お父さん、お父さん、見えないの、あの暗いところにステージが!」
父「見えるよ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だよ」
YAZAWA「まぁ、君達にも走り続けるYAZAWAを応援してほしいわけよ。それじゃ、YAZAWAでした。ヨロシク!」
子「お父さん、お父さん!YAZAWAがぼくをつかまえる!YAZAWAがぼくをロックにしようとする!」

父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。
あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
腕に抱えられた子はすでにサクセスしていた。

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