バイク仲間の某ALPHA君(以下アルピー)がグリングリンの弟子にしてくれと言ってきた。 え"〜、これ以上ライバルが増えるのは避けたいなぁ〜、それに世の中には俺なんかよりももっともっと凄い人がいっぱい居るのにぃ〜と思いつつ、自分自身も先達から教えを乞うてきたわけなので、ここはひとつ僭越ながら講義してみようと思うに至ったわけです。
免責事項 以下は、ネット等で知り得た知識に自分の経験を加味したものです。 従ってこれが正しいと主張するものではありません。 正解はこれだボケ! と言うツッコミは優し目にお願いします。 |
まず、アルピーはレンズは何がいいかと聞いてきた。 彼はすでにEOSkissとなにがしかのレンズを持っているはず。 そこで自分は「初期投資するなら、レンズよりむしろパノラマヘッド(雲台)ぢゃね」って答えた。 自分の場合はパノラマヘッドとしてNodal Ninja 5を所有しているわけだが、やはりグリングリンの肝はノーダルポイントではないかと思っているからだ。 (もちろん、最初期には自分も三脚よりもまずはカメラだったが・・・) しっかりとしたパノラマヘッドでノーダルポイントさえキッチリ合わせておけば、極端な話、IXYみたいなコンデジでもグリングリンはできるはず。 そう彼に伝えると、「ノーダルポイントって何?」と返ってきた。
そこでまずはノーダルポイントの説明を。
四方八方からやって来る光がレンズ内で収束する位置、それがノーダルポイントである(と、自分は理解している)。 そのノーダルポイントはレンズのmm数によってもメーカーによっても、要するに設計ごとにすべて違う。 ちなみにピントが合うポイントは昔で言えばフィルム面、今のデジカメならCCD等センサーの位置で、これとノーダルポイントはまったくの別物(と、自分は理解している)。
そして、パノラマ画像とはある一点から見た周囲の画像なので、その一点をどこに定めるかが重要だと思う。 で、その一点がノーダルポイントなのである。 (まっ、本来のパノラマ写真というとこっちの方が正解かもしれないが・・・)
さて、以下は自分のNikon10.5mmのノーダルポイントを中心に20度ずつ回転させて撮った写真である。 ちなみにNikon10.5mmのノーダルポイントはレンズ前方の金環あたり。 ちなみにカメラ本体のネジ穴からは7cmほど前方になる。
でもって、以下はそのアップである。
後方のオブジェ群と前方の白い網との位置関係に注目していただきたい。 カメラを振ってもそれぞれの位置関係に大きなズレがないことが分かるだろうか。 もしノーダルポイントではなく、例えばカメラを三脚に直づけしてカメラを振った場合はどうなるか? それはお手持ちのカメラと三脚で各自お試しいただきたい。
では、常にこのノーダルポイントを中心に撮らなくてはいけないか? 答えは97%イエスだと思う。 残り3%は狭い部屋で撮らない限りは、まぁそんなに気にしなくてもいんぢゃね、である。 事実、最初期のように広いところなら、そこそこ行けたからね。
でも、やっぱり初期投資するならまずはパノラマヘッドだと思う。 だって、普通の雲台では天面と底面が撮れないからさ。
まっ、その辺のお話しはまたいずれ。
以上、僭越ながらパノラマニア養成講座でした。
Kaeru
この講義、面白いです♪
ところで先生、質問!
そのノーダルポイントはどうやって見つけるのですか?