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ミーティング関連 #2
[877]シバヤマ:04/07/15 14:47
礼文島について書きます。(長いので2回に分けて)
もしもKaeruさんが
「1人キャンプなどが好きで他人にあまり干渉されたくない旅」
をしたい人なら、気の赴くまま礼文を見ることをお勧めします。
ほっけのチャンチャン焼きとか13段のソフトクリームとかがありますが、
1日とかだと島の表の漁村しか見れません。
国立公園に指定されている島の裏はすばらしい景色なので、2日目は
8時間コースと言うものを歩いてみることお勧めします。
が、以下の文章を読んで興味があれば、ぜひ、ちょっと予定を変更してみてください。
フェリーで礼文に着くと、大声量で出迎えすをする一団が目に付くはずです。
彼らはこの島の裏、国立公園にある桃岩YH(ユースホステル)の人々で、
日本で唯一時差のある、世間と隔離された一軒宿(周囲は本当に何もない)で
毎日歌ったり踊ったりゴロゴロしたりして過ごしています。
100年以上前のニシン番屋を改良したこの宿は来るもの拒まずなので、
誰でも扉をたたくことができます。
行ってみると、夕食後に泊り客全員で歌ったり踊ったり、やたら規律が
きっちりしていたり(常識の範囲内ですが)、その現実離れした雰囲気に唖然とするでしょうが、
これに身をゆだねることで、非現実の世界に飛び込むことができます。
特筆すべきはチェックイン翌日に催される愛とロマンの八時間コースです。
これは早朝から礼文を縦断する超ハードなハイキングコースで、
見ず知らずの宿泊者でチーム構成されて歩くのですが、
困難辛苦の8時間(じっさいはもっとかかる)を過ごしたメンバーは、
たった一日で無二の友情を、ときには愛情を芽生えさえることができます。
そして3日目からの、友人たちとの礼文生活。一緒にうに丼を食べに行ったり
エーデルワイスを見に行ったり、貝を拾ったり、文明を離れて忘れていた
楽しい日々を味わうことができるのです。夜は建物の正面の海辺で夕日を見ながら自炊したり
して、仲間との絆は深まる一方!
島を出るときは、仲間たちが港でやはり大声量で歌って踊って送り出してくれます。
このとき涙ぐむ人は少なくありません。
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0ch BBS 2007-01-24