大型二輪免許への道

[24]しばやま：2003/08/21 12:41
8/21
・卒業検定(2)
そんな緊張も、バイクに乗ればホラ！普段どおりさ、と思った、思いたかったのだが、そんなことはなく、
コースは間違える、適正ギヤは間違える、空ぶかしはするなど普段絶対出ない
ミスを連発し、最終ラップを回るときにはほとんど惰性で次の試験の日付を考えていた。
教習所での検定は、減点が過ぎても最後までやらせてくれて、アドバイスをもらえる
システムになっていたので、試験官に賜った「全体的にまあまあ。ブレーキが早すぎるからもっと
落ち着くように。あんな走り方でよく一本橋渡りきれたね。驚いた」というお言葉の裏に
多すぎるミスを省略しているのだな、と勝手に思い込んでいた。
ロビーではすでに試験を終えた生徒たちが、据え置きの雑誌で大型バイクの物色をしていた。
こいつら人の気も知らないで、と心で毒づき、発表まで不貞寝した。
それだけに、自分の受験番号に合格の赤丸がついていたのには驚き、
一拍おいて何年かぶりのガッツポーズをとってしまった。しかし自己採点からしても
何で受かったのかさっぱり分からず、卒業証明書をもらうまで、今にも教官が飛び込んできて
「すまん、君、間違い」と言われるのではと疑っていた。
ネットのあちこちで目にするレポートでは、教習所での大型二輪試験に落ちるものはあまりいないように
書かれていたが、本日は10人中合格者は4人。半分以上が再試験になっていた。やっぱり難しいのだ。
とにかく受かったのは事実。これで僕に乗れない(乗ってはいけない)バイクはない。
そう思うと無性に嬉しくて、あっさりした卒業式を済ましてもう来ることのない建物を出ると、
少し熱いものがこみ上げたのだった。
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というわけでおかげさまで大型免許取得に至りました。
応援どうもありがとうございました。次回作にご期待ください。(笑)

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