topothers名称未設定 > 北海道ツー 2003年 08/08〜08/16

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08/11 (Mon)
00:40 函館市内
フェリーは定刻通り0時20分に無事函館に到着。
これからどうするかをハセガワストアにて腹ごしらえをしつつ検討する。 ちなみにこのハセガワストアは、函館近辺で展開するコンビニで、ここのやきとり弁当がバカウマであるらしいのだが、この時は残念ながら売り切れであった。

さて、検討の末の結論としては、こんな時間にキャンプ場に行ってゴソゴソとテントを張りたくもないし、幸い星は見えないが天気は悪くなさそう。そしてなによりも目指すべき根室といえば北海道の東の端。 距離にしておよそ670km。つまり今まで走ってきた東京青森間777kmに匹敵する距離。ここで明後日13日にtomoさんと会う約束をしている。
休んでいる暇はない。ひとまず行けるところまで行くこととする。

函館より670km。
遙か東の地「根室」

04:20 長万部町
3時ぐらいからポツリポツリと雨が落ちてくる。
函館から110kmあまり。24時間営業のGSがあったので給油、そして休憩。
スタンドのおじさんによると今日は一日雨らしい。
フと根室は諦めようかという思いが頭をよぎる・・・。

どうでもいい話だが、ここ長万部で今回初めて出光以外で給油をした。1992年、鈴鹿8時間耐久レースを出光絡みの仕事で観戦して以来、ガスは出光と決めていた。 とは言っても、ガス欠をしてはお話しにならない。残念だがしょうがない。
それと、道内に精油所を持っているのは出光だけらしい。だから出光のガスは季節に合わせて微妙に成分が変えてあるとか。聞いた話だからどこまでホントかは知らないけど。

長万部を出た辺りから本格的な雨。
こんな天気の中走っても、ちっとも楽しくない。

06:50 道の駅「だて歴史の杜」
函館から内浦湾をぐるっと回って175kmあまり、伊達市にある道の駅「だて歴史の杜」で休憩。

地元のオッちゃんの話では、北海道全域で一日中雨らしい。
カッパも耐用年数が切れたのか雨が染みてきている。
そしてこんな雨の中で一度休憩を入れると、たっぷり1時間近くは休んでしまう。ホントに動きたくなくなってしまう。
結果として全く走行距離が延びない。

やはり0.11リッターで根室を目指すのは無理なのか。
そろそろ結論を出さねば。

 
で、結論を出した。
根室はヤメ。
もう無理。

tomoさんゴメンナサイ・・・。
 
 
ということで、「無謀!? 0.11リッター根室を目指す旅」は北海道上陸1日目にしてあっさりと終わった。これからは「線」つまり移動ではなく、「点」を楽しむことにする。

そんなわけで、以後は「風まかせ雨まかせ つまみ食いの旅」となるのであった。
 

09:00 さっそく室蘭市内をフラフラと観光。
風力発電の風車。
室蘭八景の一つ「銀屏風」
室蘭八景を回るには、こんなダートを走ったりする。

閑話休題:鬼のように強引なパノラマ画像 その2
鬼のように強引なパノラマ画像は別ウィンドウで開きます。
地球(チキウ)岬

そして「地球(チキウ)岬」のおみやげ物屋でつまみ食い。
まずは揚げ芋、300円。
激ウマ!!
そしてムラサキウニ、3つで1000円。
こいつも激ウマ!!
 
今振り返ってみれば、この揚げ芋が旅を通して一番旨かったのでなかろうか。
根室を諦めた失意の中での観光。雨で冷えた体。
売店のおばちゃんの「寒いから中で喰いな」の暖かい声。
そこへ揚げたてホクホクの芋。

とっても元気が出た。
 

12:00 登別市 登別温泉
先を急がない旅となったことだし、ゆっくり温泉にでも浸かろうかと登別温泉に行ってみる。
行ったついでに、どうせなら今晩はここに泊まるかと思い、観光協会に行くも残念ながらシーズン真っ盛りで部屋はないとのこと。
ウ〜ム、残念。
 
それはそれとして、
昼は登別温泉の蕎麦屋で天ざるを頂く。

13:30 白老町
気分は温泉モードに突入していたので、近隣の温泉街で温泉民宿を探してみる。 一軒はキープできたのだが、電話の態度がイマイチ気に入らずキープしつつも他をあたる。
そんな最中に見かけた観光みやげ物屋。
屋根に惹かれて入ったが、中はそれほどでもなかった。

14:30 登別市 新登別温泉
フラフラとしている内に、登別温泉街からだいぶ離れたところで温泉宿の看板を発見。 地図には新登別温泉と書いてはあるが、行ってみると一軒のペンション風の宿が建っているだけ。
聞くと一泊二食で税込み10000円弱。
チ〜と高いが、これ以上探すのもメンドイので早々にチェックインをする。
 
部屋は十分の広さ。
風呂も十分な広さ。
料理もたっぷり。

というわけで、北海道上陸一日目はたったこれだけで終わるのでした。
それでも走行距離は軽く316km。
恐るべし北の大地。

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